キャンプで便利なポータブル電源、各社から様々な種類の商品が売られています。どの商品を選べばよいのか悩むのではないでしょうか?
あまり考えずに有名メーカーの売れ筋を選んでしまうと後悔をする可能性があります。
有名なメーカーの商品を買ったけど、必要な機能が無かった。
値段の安いポータブル電源を買ったが、バッテリー容量が足りなかった。
大容量のポータブル電源を買ったが、重すぎて持ち運ぶ気にならない。
このような状態に陥らないためにも、自分はポータブル電源を使って何をしたいのかと、願望を叶えるために確認すべきスペックを知ったうえで買い物をする必要があります。
このページではポータブル電源を選ぶ上で確認すべきポイントをまとめていますのでご覧ください。
安い買い物ではないので後悔の無い選択をするために、しっかり吟味して商品を選びましょう。
ポータブル電源で何をしたいかで最低限必要な容量を決める
どんな電気製品をどれくらい使いたいかで、ポータブルバッテリーに求めらえる容量が決まります。
必要なバッテリー容量は以下の式で計算しましょう。
必要なバッテリー容量(Wh)=使いたい機器の消費電力(W) × 使用時間(h) ÷ 0.8
最後に0.8で割っている理由は、バッテリーに記載されている容量をフルで使うことは出来ないためです。容量がゼロになるまで放電してしまうとバッテリーの寿命が短くなってしまうため、各社余裕代を持っているのです。
またバッテリーは使用する温度によって電池の減りが早くなってしまいます。特に寒い日は要注意で、冬場に使うことを想定している場合は更に容量に余裕を持った方が安心です。
ちなみに私が使いたいと考えた家電製品は電気毛布と冷蔵庫です。
電気毛布は冬に冷蔵庫は夏に使うので、それぞれ同じタイミングで最大限使うことは無いと考え、どちらか片方が使えるバッテリー容量を満たしていればOKと考えました。
電気毛布を使うために必要な容量
キャンプの夜は案外寒いです。 何度も寒くて眠れない夜を過ごしました。
そんな時に欲しかったのが電気毛布です。
電気毛布の出力は50W程度ですので、仮に8時間使おうとすると400Wh、0.8で割ると500Whのバッテリー容量が必要な計算になります。
電気毛布は寒い日に使うと思うのもう少し余裕を持っていた方が良いかもしれません。
冷蔵庫使うために必要な容量
キャンプで冷たいビールを飲みたい! 冷たいアイスを食べたい! 氷を使ってハイボールを作りたい!
そんな願望を叶えてくれるのがポータブル冷蔵庫です。
ポータブル冷蔵庫の出力は50W程度ですので、仮に12時間使いたいとすると600Wh、0.8で割ると750Whのバッテリー容量が必要な計算になります。
冷蔵庫には保温機能もあるので、12時間使えれば初日の昼から次の日の朝まで冷たさを維持できるはずです。
扱いやすい重さに抑える
バッテリー容量が多いほど重いです。
バッテリー容量が多い方が安心ですが、多すぎると重くなってしまい持ち運ぶ気になりません。
必要なバッテリー容量を満たしつつながら、出来るだけ軽いモノを選びたいものです。
片手で楽に持てる重さ
ポータブル電源を持って、テントの中や外を楽に移動するためには、ポータブル電源を片手で楽に持てる重さに抑える必要があります。
楽に持てると言っても数メートル歩くだけですので屈まずに持てる重さでOK。個人的な感覚で申し訳ないですが5kg以下が理想で8kgくらいが限界だと思います。
以下に身近なものの重さを記載していますので、ポータブル電源の重さを考える際の参考にしてみてください。
参考:女性が安全に持てる重さは13.2kg以下
厚生労働省の発行する腰痛予防対策指針によると、
満 18 歳以上の男子労働者が人力のみにより取り扱う物の重量は、体重のおおむね 40%以下とな
るように努めること。満18歳以上の女子労働者では、さらに男性が取り扱うことのできる重量の60%位までとすること。
つまり体重55kgの女性が安全に持てる重さは55kg×0.4×0.6=13.2kg
男性の方がソロで使うのであれば、もっと重くても良いかもしれませんが、女性の方が持ち運ぶことを想定するのであればこの数値を参考にすべきと考えます。
*この数値は両手で持った場合の数値です。
バッテリーの使用可能な温度
バッテリーの使用可能温度に着目しましょう。
バッテリーは人肌に近い温度でもっとも性能を発揮できると言われており、その温度から離れるほど性能(≒電池の持ち時間)が低下します。
特に気を付けるべきと言えるのが使用可能な最低温度と考えます。
私の場合、ポータブルバッテリーの恩恵をもっとも受けたいシーンが寒い日のキャンプ、すなわち電気毛布を使う時です。
電気毛布を使いたい時は外気温が0℃近くになると考えられます。なので-10℃程度まで使用可能なポータブルバッテリーが良いと考えました。
バッテリーの寿命
購入したバッテリーが何年間使用できるのか気になるところです。
出来るだけ長く使える商品を選ぶために充放電サイクル回数をチェックしましょう。
ちょっと前までは三元系リチウムイオン電池が主流でサイクル回数は1000回以下でしたが、最近はリン酸鉄リチウムイオン電池が増えておりサイクル回数は3000回の商品も出ています。
3000回も充放電する前に他の部分の寿命を迎えそうですが、多いに越したことは無いと思います。
おすすめのポータブル電源
私の考える要件に合うポータブルバッテリーを紹介します。
ECOFLOW RIVER 2 Pro/エコフロー リバー2 プロ
私の要望を全て満たしてくれます。23年の4月に発売されたばかりです。
いち早くゲットしましょう。
BLUETTI EB70S
4つの内3つの条件を満たしますが、残念ながら重量条件を満たしていません。
ただし、使用可能温度が-20℃までと広いので、寒い時の使用を想定している方にはおススメです。
まとめ
ポータブル電源があれば寒い日は暖かく、暑い日は冷たい飲み物を飲むことが出来るようになります。
自分が使いたい用途に合ったポータブル電源を選んでキャンプライフを輝かせましょう!
そのためにも、容量、重さ、使用可能温度など、商品の仕様をチェックしてください!
おすすめはRIVER2 Pro!
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