クルマ大好きの30代サラリーマンです!国産スポーツカーに乗りついで今はフランス車にお世話になっています。
今日話をするのは「イタリア車」についてです。私の所有しているフランス車と日本国内ではポジションが近いと考えています。
ただ実態としては全くキャラが違うと考えています。

〈フランス車については詳しくは↓を参照ください。〉
今回の記事は輸入車の購入を考えている方の参考になればと思います。
※イタリアの高級車はドイツ御三家と並ぶかそれ以上の価格です。しかし価格以上に希少/オリジナル性があるのは間違いないと考えています。
イタリア車の特徴

私はお国柄が商品=クルマに現れると考えており、クルマ作りへ影響するイタリアの特徴は以下と考えています。
- ラテン系の熱いパッション
- 古い町並みが大切にされているため狭い道が多い & 縦列駐車が多い
- アートの街
その結果として、以下のようなクルマが出来上がっていると考えます(番号が連携)。
- 不思議とテンションが上がる
- クルマのサイズがコンパクトで取り回しがしやすい(高級車除く)
- 優れたデザイン(カッコいい系と可愛いい系が両方存在)
クルマの特徴的にフランス車と似ている気がしますが、「不思議とテンションが上がる」に違いがあります。言葉ではうまく説明できませんがこの違いは間違いなくあります。
私は一度だけミラノの街を運転したことがあるのですが、交通が無秩序で常に周囲の確認が必要でした。しかし不思議と嫌な感じはせずにテンションが上がったのを覚えています(笑)
この街の雰囲気がクルマにも表れているのだと考えるのです。
言葉を選ばずに言えば、イタリア車は「クルマ1台として何か抜けていてバランスが取れていない」ただし、「バランスが取れていないところで上手くバランスが取れている」
何矛盾したことを言っているんだと思いますよね? けどこれは正しい感覚だとイタリアの街を走った自分は思いました。
なお、この不思議な感覚を生んでいるのは「エンジンの主張」だと私は考えています。
フランス車はイタリア車よりも優等生気味で、エンジンの主張は抑えめにボディやシャシーとのバランスが取れたクルマという感じです。(さらに優等生なのがドイツ車と考える)
エンジンが主張するからこそ、少し変わったクルマが出来ているのではないでしょうか?
エンジンが主張するイタリア車
具体事例を紹介します。
①Fiat500 ツインエア

ただの可愛いクルマじゃないんです。まさかの「直列2気筒ターボエンジン」です。
2気筒エンジンなんてバイクでしか聞いたことがありません。趣味性の高いバイクと違ってクルマは振動を抑えるべきなので振動の低い4気筒以上が主流です。少なくても3気筒まででした。
そんな中でまさかの2気筒エンジン、音もバイクのように不揃いで荒々しさを感じます。手の届きやすいコンパクトカーでありながら他人にうんちくを言える数少ないクルマではないでしょうか?
ただし、際物扱いされること間違いなしだと思います(笑)
②マセラッティ クワトロポルテ & ギブリ

カッコもいいのですが、問題は積んでいるエンジンです。
4枚ドアのセダンなのにもかかわらずフェラーリ製V8エンジンを搭載しています。セダン車型なのにフェラーリサウンドを楽しめるとかどうしたんでしょうか(笑)
日産がGTRのエンジンをフーガに積むような感じでしょうか。決して賢い発想には思えませんがコアなファンにとっては最高なんでしょうね。
番外編:チゼータ モロダー
古いクルマですがエンジンを語る上では外せません。16気筒エンジンというだけで凄いのですが、まさかの横置きです。
多気筒エンジンの場合は縦方向(=シリンダーの並ぶ方向)が長いので、クルマの幅との兼ね合いで縦置きに搭載します。それをこのチゼータ モロダーはまさかの横置き。
どうしたんでしょうね(笑)
詳しくは以下を参照ください。

まとめ
今回はイタリア車について書きました。
フランス車と似た雰囲気を持ちながらも、実は全然違う特徴を持ったクルマだと思っています。その要因となるのが「エンジン」と考えます。
エンジンを強く感じたい人はイタリア車を検討してもいいと思います。ただしエンジンを感じすぎて辛い部分があるかもです。
またイタリア車とフランス車でエンジン部門とボディ/シャシー部門の強さに違いがあるのでしょうか?そのあたりの歴史的な背景も調べると面白そうです。
(勝手なイメージですが、イタリア車って作りてが本当にワクワクして作ってそうです。)
次は優等生イメージの強いドイツ車について私の考えを述べたいと思います。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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